三月二十一日
関氏のボーイ號、ナナ號入所。両犬共グレタ・カウント両號の仔犬。
日本シェパード倶楽部第一訓練所『訓練所通信』より 昭和8年
エアデールテリア協會
耐久力テストを二月二十八日玉川邊りで初めて挙行。更に第二回を三月廿一日目黒元競馬場で行ふ筈であつたが、天候不良のため延期した。
『犬界消息』より 昭和9年
大阪訓練競技大會 三月二十一日
帝犬大阪支部主催で大阪東區小橋寺騎兵聯隊跡で挙行。参加資格犬は軍用三犬種で、満八ヶ月以上である。
一、参加資格犬
満三ヶ月以上にして左に該当するものに限る。
(イ)會員の飼育する登録犬又は(ロ)非會員の飼育する帝國軍用犬協會の登録犬で
一、競技課目
(一)捜索、(二)前進、(三)休止、(四)馴致、(五)襲撃、(六)障碍、(イ)高飛、(ロ)巾飛、(ハ)板壁、(七)特別レコード競技の七種。
一、出場料
會員は無料、準會員は一頭につき二圓。
一、申込期限は三月十五日で、大阪城内第四師團獣醫部氣付帝國軍用犬協會大阪支部に申込みのこと。
帝国軍用犬協会 昭和10年
・帝犬神戸支部主催特別展。舊關西學院グランド。
・帝犬和歌山支部主催軍用犬展。和歌山市砂の丸運動場。
昭和12年
犬籍登録審査並に軍用犬候補資格試験は、昭和12年(康徳4年)三月二十一日午前九時から、大和小學校(現在國民學校)で開催された。
大野支部長審査委員長となり、森内章介氏を審査委員に満八ヶ月以上七才以下のセパード、ドウベルマンピンシエル、エアデルテリヤの三種犬に對し、審査及び犬籍簿登録を行ひ、同時に軍用犬候補資格試験を施したが、當日の應募審査犬は合計五十四頭。
會員に限り無料登録の特典を與へた。
『満洲軍用犬協會沿革史』より
三月廿一日、徳島縣警察犬協會では徳島市内櫻の馬場において警察犬の資格審査展覧會を開催した。遺留品による犯人捜査、犯人又は物品看守、隠匿物の發見、傳令、襲撃、拒食等、甲種検査に合格したものは左記四頭である。
▲高松市西濱町中野吉夫氏所有 ジヨニー
▲香川郡佛生山町須田純一氏〃カツ
▲高松市八幡町浦原俊磨氏〃ラン
▲丸亀市高井敬三氏〃ジエニー
『犬界消息』より 昭和12年
三月廿一日、午後二時より板橋區大泉町西信寺別院大泉霊園にて動物弔魂慰霊祭を挙行。定刻一同慰霊塔の前に集り栗本俊導師の讀経の後、それ〃焼香を行つたが、彼岸の中日と好晴に多數の参加者があつた。
大泉霊園ペット慰霊 昭和13年