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Channel: 帝國ノ犬達
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満州軍用犬協会・遼陽支部蕃殖便り 昭和17年11月~18年3月

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本部から移つたマルコは一月に支部種牝犬ビナ・フオン・ケイボク、パリ・フオン・京城と交配した。
二月にはマルコとアロネの仔が牡四、牝二産れた。又支部種牡犬アルフ・フオン・ボウソウは十二月にギザ・フオン・獒聡堡と一月に彌勒寺氏のルリと交配した。
十一月、南進荘犬舎(藤重第五〇一部隊長)で産れたアルマンとブルガの仔牡三、牝四は元氣に成育してゐる。
支部種犬であつたアンニー・フオン・デル・ワイトインゼルは仙波氏に、ベルタ・フオン・トクベは加藤氏に譲られた。
岡本氏のアルビナ・フオン・チズランドは谷内氏に、山本氏には安東の村田氏より鬼怒が、鞍山よりは愛宕・フオム・ハウスハグロガワ(横山氏)が片山半三郎氏に、アギラ・フオン・フエストランド(長友氏)が鈴木氏に讓渡されて來た。又齊々哈爾池田氏に譲られた襄平犬舎蕃殖のブリユンネが大西氏に愛育されることになつた。
飯島氏は折角吉林から求めたアレツクスが死んで、大層嘆いてをられた。
ハウス・ミロクジのアギロとアルボ(大西氏)も揃つて死んでしまつた。種犬マルコは近く新京に復歸の筈。

 

滿洲軍用犬協會遼陽支部 康徳10年

 

さすが遼陽だけあって、滿洲第501部隊(関東軍軍犬育成所)関係者も犬舎を運営していたんですね。


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