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Channel: 帝國ノ犬達
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今回のお題 明治41年

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題畫の説明

この畫を土臺として、何一つか二つの續き物のポンチを考へて御覧なさい。

面白く出來た方には、御褒美を差上げます。

 

飛田周山出題

 

◎投案の心得 

左の通り定めます

 

一、答案は云ふまでもなく自分の意匠、自分の畫なるべきこと。

一、自分で作つたことを證する為め、答案の同紙中に父兄か學校の先生に「本人自作」と書き入れ其氏名を記し、捺印してもらうこと。

一、答案は半紙の中に畫と宿所氏名、生年月日、父兄又は教師の證明等残らず書き入れること。若し又畫の説明を要する時は、之れも畫と同紙中に畫き入れること。

一、文字は明白に書くこと。

一、答案は必ず封筒の表に少年考物答案と書き入れること。

 

◎懸賞の品々

答案者の中から一等一人、二等二十人を選び出し、左の品々の中お望みに依り、何れでも一品を贈ります。

植物採集胴乱、昆虫採集網と採集箱、硯箱類、裁縫道具、眼醒し時計、文庫、切手半年分(以上一等賞)

吹風琴、リボン花 水彩絵具、手帳、絵葉書ブツク、切手一箇月分(以上二等賞)

 

◎御注意

答案には必ず商品の希望をかき入れる事。

 

因みに作例

 

凸坊がお使ひに行く途中、兎を一匹見付けました。凸坊はお使ひの事を忘れて持物を捨て置いて、兎を追つかけました。跡へ野良犬が來て、重の中のおいしい物を皆食ひちらしました。兎を追い、無くした凸坊は、帰つて來て泣き出しました。

埼玉縣北埼玉郡 内田徳太郎案

 


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