生年月日 昭和7年
犬種 シェパード
性別 牝
犬車を曳くピーア
車重 十二貫
車輪 前車十吋、後車二十六吋
車體吋 ボデーよりステツプ迄五十吋、横幅三十吋、高さ四十吋
附属品 フートブレーキ、照明、停車鍵
初め手綱を用いましたが、余り敏感過ぎるので只今は声符にて訓練中です。
これを作つた動機は、何時か會誌に軍用犬の資源は先づ家庭の理解からといふ意味が述べられてありましたが、これには何分家庭に直接利益のあるものを、犬にやらせるのが大事と思ひましたので、子供の幼稚園行の犬車を試作して見ましたが、成績はきはめて良好です。
お子さんのあるかたは、是非これを試みられたら家族と犬との内に一層親密さを醸す事が出来ると思ひます。
大阪 西木氏 昭和8年
戦前から戦後にかけて荷役犬は特に珍しい存在ではなく、商品や漁獲物の運搬、身体障碍者の移動手段などとして活用されていました。
軽車両の普及と共に、これら荷役犬は姿を消していきます。
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ピーア・フォン・デル・ラッソ(運搬犬)
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