書店で鉱脈社の棚を眺めていて、郷土史家の福田鉄文氏がお亡くなりになったと知った夏。十数年前に図書館の片隅でガリ版刷りの戦跡調査レポートを拝見し、鉱脈社で初書籍化の際は二册も購入(自宅閲覧用と現場調査携行用)して以降、たくさんのことを学ばせていただきました。
ネット上では宮崎の戦跡を自力で発見したかの如く振る舞う人も散見されますが、先駆者たる福田氏への敬意は忘れないでほしいものです。
追悼の意味で『唐瀬原』を久し振りに更新しようとしたら、……ログインできなくなっていました。
ログイン画面には「セキュリティ向上のため、メアドに送ったキーで設定を更新してね」というメッセージが表示されておりましたが、受信履歴にはそれらしきメールが見当たりません。
そういえば『唐瀬原』は東京在住時に開設したブログであり、その後の転勤や転居が重なってプロバイダを二回ほど変更していました。都度設定し直していたのですが、三度目の引越しの際は面倒くさくて新アドレスへの変更を放置。モチロンそのメアドは使えなくなっており、ゆえに受信する筈もなかったのです。
新しいアドレスへ変更できるのですが、今は社給端末の連絡先しかないんだよなあ(私物スマホ紛失中)。急ぐ必要も無いので、あちらのブログはしばらく放置しておきましょう。
そもそも冒頭の書店に行ったのは『自宅で湿地帯ビオトープ!生物多様性を守る水辺づくり』を購入するためでした。
表紙イラストを描いたのは『映像研には手を出すな!』の大童澄瞳先生、著者はいつぞや拙ブログで紹介した『湿地帯中毒 身近な魚の自然史研究 フィールドの生物学』でカマツカ愛を炸裂させていた中島淳氏。大好きな二人が組んだ本なら買わねばならぬ、会社の池(2㎡くらい)を管理する身として、教科書になるかもしれない。
そう思って探したものの「入荷していません」との返事でお取り寄せに。イナカはこうやって衰退してゆくのだ。
こちらはアマゾンではなく地域の書店を買い支えたいのですが。