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2023年9月度月報
書店で鉱脈社の棚を眺めていて、郷土史家の福田鉄文氏がお亡くなりになったと知った夏。十数年前に図書館の片隅でガリ版刷りの戦跡調査レポートを拝見し、鉱脈社で初書籍化の際は二册も購入(自宅閲覧用と現場調査携行用)して以降、たくさんのことを学ばせていただきました。ネット上では宮崎の戦跡を自力で発見したかの如く振る舞う人も散見されますが、先駆者たる福田氏への敬意は忘れないでほしいものです。...
View Article軍犬宣伝映画『戰線に吠ゆ』の撮影現場(昭和11年)
いつぞや当ブログでストーリーを紹介した映画『戰線に吠ゆ(昭和11年公開)』。荒木貞夫陸軍大臣の愛犬シトー・フォン・ニシガハラが出演したことで、撮影後日談(撃たれたシトーが脚を引きずる場面、本当に傷つけて撮影したのか?と荒木陸相は要らぬ心配をしていました)なども取り上げました。今回は撮影現場のお話です。...
View Article戦前の女性ハンドラー・玉置芳子氏
戦前の日本犬界も例によって男性主体だったワケですが、明治後期あたりから猟犬の訓練知識を学んだ女性ハンターが登場。やがて愛犬団体へ参加する女性が増えるとともに、海外で専門知識を学んだブリーダーの徳田てる子氏や下川いね子氏、トリマーの鵜野福子氏といった専門家も現れました。 阿部幸市氏撮影(昭和15年)...
View Article戦前の犬の薬・その1 素人医療と獣医薬について
一口に藥と云つても、これには二つの種類があります。一つは製劑、他は賣藥であり、この製剤の中に又二つの區別があつて、(イ)普通藥と(ロ)劇藥とに分れます。薬のお話をするには、まづ以上の區分を一應知つて頂かないと、話がはつきりしないので、聊か講義めきますが、この分類からお話を致す次第です。...
View Article三上知治画伯の仔犬たち
日本コリー協会理事だった三上画伯ですが、シェパードの愛好家でもありました(作品でもシェパードを描いています)。 昭和11年 ちなみに父親のウィガンド號がこちら。 どこ向いてんだ。
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