生年月日 昭和12年頃
犬種 保留
性別 保留
地域 南京―東京
近代日本の畜犬史には、触れるべきではないハナシがたくさんあります。差別や中傷に繋がったりする記録なんかがそうですね。
このブログでも、そちら関係は取り上げないようにしてきました。近代日本畜犬史の実情が云々と言いつつ、対象の名前や場所を伏せたり、記録そのものを隠蔽したりもやっております。そんなモノを明示したところで、誰の得にもなりませんし。
他にはグレーゾーンの記録というのもあってですね、ソレがヒトラーの愛犬とか犬の戦時供出とか動物虐待とか三味線の皮とか、読む人を不愉快にさせる類のモノ。当ブログでは、既に一般にも知られているという現状を考慮のうえ掲載しております。
その「グレーゾーン」の中でも扱いに悩み続けているのが、松井石根と愛犬ミーカの話。
写真や夫人の証言は幾つも残っているのですが、松井とミーカの出会いからして南京絡みという、デリケート過ぎる内容なのです(この犬を戦地で拾った、というだけで戦犯問題とは無関係ですけど)。
ここは犬のブログなので南京論争に近寄る気もないですし、そもそも批評する知識すら無いし、だから以前取り上げた黄瀛の記事もあの程度に抑えておきました。
大体、「ミーカ」という名の犬が写真のシェパードなのか、それとも別の写真で一緒にいる小型愛玩犬の方なのかもハッキリしません。
いやマジで載せるべきなのか、この記事は?「コレも日本畜犬史の一部だ」などと、自分でもよく分らない使命感で載せちゃったけどさ。
今後は他の写真や証言をチョコチョコ追記していきますけど、限定公開にしたほうがいいかもね。東京裁判とは何の関係もないペットの話でも、怒りを覚える人だっている筈ですし。
しばし様子見。
松井とミーカと駐日大使のオイゲン・オット。昭和12年
他の写真は「プライベートでくつろいでいる松井と愛犬の姿」ばっかりなんスけど、この一枚だけは何なんでしょう。イメージ最悪ですねえ。
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ミーカ(愛玩犬)
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