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Channel: 帝國ノ犬達
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サモエド倶楽部

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本邦に於けるサモエド界の泰斗、大阪東淀川區十三西之町加納繁一氏は、純ロシヤ産のサモエドを十数年來飼育し、日本國中は云に及ばず上海迄もサモエドを飼育して居ると聞いて出掛けて行つて見られたが、純血サモエドは極少なく大抵スピツツでガツカリして帰られる事が多かつた。
最も該当種は原産地であるロシヤに於ては輸出禁止となつて居るので、本邦には極少数飼育して居るが、使役犬としてのサモエドの繁殖及び同犬種の向上発達をはかる為め、加納氏が発起人となり近々内にサモエド倶楽部を創立することゝなつた。
同好者が意外に多く、相當な倶楽部が結成されるだらうと注目されて居る。

「サモエド倶楽部の創立」より 昭和12年

加納さんは、日本サモエド史でご紹介したチビ號の飼主。
昭和12年より十数年前から飼育していたということは、サモエドの来日は大正時代なんですねえ。

http://ameblo.jp/wa500/entry-11716620644.html


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