花粉症がどんどん悪化しており、今年は気管支炎で呼吸困難に陥りました。
喘息状態でぜえぜえゲホゲホいっているところへ副鼻腔炎を併発、更には発熱まで連鎖して「アカン、死ぬかもしれない」と倒れていたところに天の恵みの沖縄出張命令。
杉花粉が無いところなら喜んで行かせていただきます。
フラフラしながら飛行機に乗り込み、気圧の変化による耳の痛みに苦しみつつ降りたちました那覇空港。見廻すと、周囲の誰もマスクをしていません。
私もおそるおそるマスクを外してみます。
おお、普通に呼吸ができる!沖縄スゲー
鼻水垂らしながらご無沙汰してますとお取引先を訪問すると、「花粉症?タイヘンだねえ。こっちへ引っ越せばいいのに」といたく同情されました。
打ち合わせや書類作成を重ねて半日も過ぎると炎症も治まり始めます。同時にどこに溜まっていたのか大量の膿が排出され、「人間の鼻というのは複雑怪奇な構造をしているのだな」と、感心する事しきり。
そのあと美味しい北海道料理をご馳走になりまして、自分のいる場所が北なのか南なのかよく分かんなくなったりしつつ、楽しい夜を過ごしました。オリオンビールでカンパーイ。
「体調よくなったみたいだねー」
「喉はまだですけど、鼻は随分楽になりました」
「僕も関西で働いていたころ花粉症になったんだけどさ、こっちへ帰って来たらそんなの忘れた」
「沖縄って、台風のせいで杉や檜の需要が無いんですか?」
「それもあるけど沖縄のシロアリがタチ悪いからねえ。木材どころかコンクリまで食べちゃうし」
成程。
あと数日過ごせば完全回復した筈ですが、沖縄出張は2泊で終了。
暗い気持ちで那覇空港へ向かいました。また花粉地獄へ逆戻りか。
帰りの飛行機で窓から眺めていると、本土の山並みが次第に近づいてきます。
アレの大部分が杉林だと思うと、何だか鼻の奥がムズ痒く……。
ブログを更新する気力もありません。桜が散るまで停滞してます。