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戦前の犬の首輪 その4・常用首輪

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常用首輪

帝國ノ犬達-首輪
戦前の常用首輪

犬を繋留し、鑑札を取付けるための装具。何の変哲もない、只の単なる犬の首輪です。使役犬の場合は「常用首輪」と呼ばれ、「係留・運動・傳令以外ノ訓練ニ用フ」 と区別されています(見ての通り、戦前の首輪も基本的な構造は変っていません)。

発掘された埴輪を見ると、日本の飼犬は古墳時代から首輪をしていた様ですね。江戸時代も、武家階級の猟犬などは首輪をしていました。
明治時代になって畜犬登録制度が整備されると、犬の首輪に住所札や鑑札を取り付けるようになります。
 

帝國ノ犬達-首輪


やがて様々な首輪が海外から持ち込まれ、明治中期以降は国産品も流通していきます。時代によって素材やデザインは変化してきましたが、千数百年以上に亘って使われている、とても息の長いアイテムなのです。

 

 

 

 


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