ウクライナの戦争を巡る言論人や作家やアーティストの発信や著作を眺めつつ、それ以前は世の中を導く説得力をもっていた彼らの言葉が如何に無力で薄っぺらいかを実感してしまった一年間でした。
一発の弾丸やウィルス感染を防ぐこともできず、「災いが避けてとおりますように」と祈願する交通安全の御守りレベルだったんですねえ。
中島みゆきの「時刻表」に出てくる人々のような卑小さを彼我の姿に見てしまい、現実逃避で深海魚の映像を延々を眺めていた大晦日。魚の世界でも、深い海へ隠棲したくなる出来事でもあったんですかね。誰か知ろう、百尺下の水の心。
ぐだぐだ考えていても疫病や戦争は終わらず、灰色の2023年が始まったワケです。
お正月くらいは浮かれた気分でいたいなあ。