6月13日の犬たち
同月十三日(月曜晴)学校へ行くまで犬の傍に居た。先生にカメがお産をしたとを話した。學校から歸るとカメはお粥を食ふて居た。五匹とも達者で有り升。京都市下京區祇園新地切通シ冨永町下ル 梅村勝之助 明治38年6月 水中訓練の様子。昭和十年六月十三日、荒川放水路鉄橋脇にて挙行...
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同月十五日(水曜曇)先生は少し大きくなつたら好いのを一匹下さいと云はれたので、牡を一匹あげる事に極た。京都市下京區祇園新地切通シ冨永町下ル 梅村勝之助 明治38年6月 東葛家畜病院亀戸分院『診察簿 大正十二年六月二十一日以降』より大正13年6月15日診察...
View Articleコヤスフノリ(愛玩犬)
生年月日 不明犬種 ラフコリー性別 不明地域 東京府飼主 筑波藤麿氏 昭和9年撮影 やんごとなきコリー。後に日本シェパード犬協會(JSV)の會長となり、熱烈なシェパードファンだった筑波藤麿侯爵も、カナイン倶楽部や日本コリー倶楽部メンバーだけあってコリーも愛育していました。画像の人物は奥様。 昭和11年
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同月十六日(木曜晴)学校から戻ると、山口と中辻とが見せてくれと云ふので見せて遣ると、カメは二人を見てウゝと唸つて居る。子を取られるかと氣遣ふたのであらう。京都市下京區祇園新地切通シ冨永町下ル 梅村勝之助 明治38年6月 東葛家畜病院亀戸分院『診察簿 大正十二年六月二十一日以降』より大正13年6月16日診察
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同月十七日(金曜晴)学校から戻ると今日はカメの六日だちと云ふので赤の御飯を煮てあつた。兄さんは犬の子に名を付けてやると仰るので、如何な名かと思ふと、黒いのはクロ。是は牡(おん)です。斑が一匹はサンで一匹はエス。サンは牝(めん)でエスは牡です。茶色はチビで灰色はキチ。チビは牡でキチは牝です。私はキチが一番好き。菓子屋の伯母さんを呼んで御馳走をした。京都市下京區祇園新地切通シ冨永町下ル 梅村勝之助...
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東葛家畜病院亀戸分院『診察簿 大正十二年六月二十一日以降』より大正13年6月19日診察 昭和八年六月十九日正午、白木屋のホールでやつてゐた白洋會を友人と見に行かうと、その友人のゐる帝國興信所へよりますと退けるには未だ二十分もあると...
View Articleラシュテットフライマンとラウンドリプリフの仔(愛玩犬)
生年月日 昭和9年生まれ犬種 コリー性別 地域 神奈川縣飼主 子安農園 大正時代から関東エリアでコリー繁殖活動の中心を担っていた子安農園ですが、この時期からコリーを手放してしまいました。 子安農園では今回新にチヤンピオン級のラフコリー種牡牝を輸入することになり、既に注文を出された由ですから到着は今年末になるでせう。是が輸入されると日本のコリー界に一新紀元を劃されることでせう。昭和9年
View Article山口蓬春
日本画家。ラフコリーを愛育していた山口画伯は、日本コリー倶楽部のメンバーでもありました(現在の日本コリークラブではなく、戦前に活動していた同名の別団体です)。 山口蓬春氏は目下明治神宮壁畫の揮毫(※この作品は「岩倉大使欧米派遣」)...
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東葛家畜病院亀戸分院『診察簿 大正十二年六月二十一日以降』より大正13年6月22日診察 KV朝鮮支部咸南分會・六月二十二日、歩兵第七十四聯隊に軍犬二頭献納。昭和12年...
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