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戦時中のアフガンハウンドの飼い方・昭和14年
近代日本犬界で超のつく希少犬であったアフガン・ハウンドは、昭和13年に来日した直後から繁殖がスタートしました。戦時中の記録としては、濱口嚴根氏が飼育していたハバマル（牡）、メリー（牝）、リリー（牝）、デリー（牝）、ダッカ（牡）が昭和14年の展覧会出陳リストで確認できます。昭和15年にはジャン（牡）を含めた6頭が誕生。そのまま頭数を増やしていくかと思われましたが、戦況激化により姿を消します。...
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花子ことボアー（愛玩犬）
生年月日 昭和12年満州国生まれ犬種 細狗性別 牝地域 京都府飼主 大原芳郎氏 遂に発見、来日した細狗の写真。グレーハウンドと酷似した中国東北部（満州）の猟犬種で、秋田犬タイプのガッシリした「狗」や「蒙古犬」とともに「満蒙犬」と呼ばれる一群を構成していました。 昭和14年...
View Article林伊兵衛（岐阜）
大した施設と云ふ程のものはありませんが、犬舎に對しては夏に於ては通風をよくして、犬舎の廻りには落葉樹が植ゑてあるので、成る可く晝中は其處で遊ばせ居り候。運動時は小川へ参り水浴を致させ居り候。『犬舎の銷夏施設・夏を涼しく過させる工夫（昭和15年）』より
View Article平野健三（堺）
本格的の暑さに全く閉口です。扨て、小生宅大體左の通りの具合です。犬舎の直ぐ横の例の池にて、水中訓練が日課の様です。チツス號、ボトウイン號共に、水が大好きで、訓練を止めても勝手にジヤブジヤブやつてゐます。犬舎も板圍ひをすつかり外し、池の面を吹き渡る涼風に、我々の座敷よりも涼しい程です。かうなると體裁を構はぬ犬が羨しい次第です。『犬舎の銷夏施設・夏を涼しく過させる工夫（昭和15年）』
View Article岡田虎雄（川口）
夏期は犬舎の表裏に防蚊の金網戸を取つけて開放する丈けですが、幸ひ私共の犬舎は古い物置のやうな建物故、舎内は涼しく、風通しがよいので、犬が暑さのために弱るやうなことはありません。從つて食事は平生と殆んど同じですが、皆喜んで食べて殘すやうなことはありません。塑土荘で犬の食ひの惡いのはテンパーの時位のものです。『犬舎の銷夏施設・夏を涼しく過させる工夫（昭和15年）』より
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北海道犬の犬橇訓練 昭和14年
白皚たる雪の廣野を、北海道犬の優秀犬多數で曳いてゐる贅澤極まる雪橇です。 これは今春北海道犬協會で試みた北海道犬の團体作業の能力テストで、十分訓練の可能が立證されました。
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アーマン・セイ・ゲスウンドKZ29164（在郷軍用犬）
生年月日 昭和10年1月11日生まれ犬種 シェパード性別 牡地域 兵庫縣飼主 森田好已氏 独逸シェパード犬協会、日本シェパード犬協会、帝国軍用犬協会の登録犬です。 昭和14年の広告より
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ネグロ・フォム・エデレストランドJSZ4958（愛玩犬）
生年月日 不明 ドイツ生まれ犬種 シェパード性別 牡地域 兵庫縣飼主 程胎譯氏→山形氏→亀井氏 程胎譯（デニス・チェン）氏が抗日運動に身を投じた後、JSVメンバーが救済しようとしたデニー・ケンネルの犬たちも第二次上海事変勃発により行方知れずとなります。そして日中開戦前に日本へ渡っていた同ケンネルの犬たちは、戦時を生き延びることができたのでしょうか。 昭和14年の広告より
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アドウィン・フォン・ヘルシェガングKZ291161（在郷軍用犬）
生年月日 昭和11年11月9日生まれ犬種 シェパード性別 牡地域 東京府飼主 川原幸八氏 独逸シェパード犬協会、日本シェパード犬協会、帝国軍用犬協会の重複登録犬です。 昭和14年の広告より
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