パインデール・プロフェッショナー(愛玩犬)
生年月日 不明 イギリス生まれ 犬種 エアデールテリア 性別 不明 野田兵一氏の愛犬。 野田夫人とパインデール。 全体像の写真が無いのでよく分かりませんが、纏っているのはレインケープか何かでしょうか?
View Articleナイト・オブ・ザ・マウンテンズ(愛玩犬)
生年月日 昭和4年10月 犬種 エアデールテリア 性別 不明 昭和11年 「日本の風土病」とまで言われた犬糸状蟲症。 愛犬チムをフィラリアで亡くした平岩米吉の直訴によって、板垣四郎教授によるフヰラリア研究會が発足したのは昭和10年のこと。 板垣教授の開発した駆虫薬、阪大の編み出した心臓外科手術による虫体摘出といった方法を経て...
View Articleホシ(愛玩犬)
生年月日 昭和8年2月生れ 犬種 日本テリア 性別 牡 ホシ(日聯東京第四六號)は昭和八年二月生。 両親犬は不明だが、名古屋市西區新道町西松治郎氏が所有してゐた。 頭部も長く、體構も優れ、各部の均整も良くとれた犬だ。 盛んに蕃殖にも利用されたが、三四年前盗まれて行方不明になつたことは大変惜しまれてゐる。 田村菊次郎 「日本テリアの系統研究」より 昭和15年
View Article太郎(愛玩犬)
生年月日 昭和7年3月生れ 犬種 日本テリア 性別 牡 太郎は昭和七年三月生。 父犬は廣林氏所有のパール、母犬も同氏所有のシーであるが、名古屋市東區車道酒井義通氏が所有してゐた。 頭部黒勝の三毛で、尾が黒かつたが、父犬がスムーズ落の為、その影響を享けてサイズも三十八糎位過大である。 額にも難があつた。 併し體型は相當整つて、立派な姿態を見せてゐた。 この犬も盛んに蕃殖に利用された。 田村菊次郎...
View Article名古屋の日本テリアたち
名古屋方面は、京都や他の地方と較べると、それよりも一歩も二歩も早く日本テリアが普及されていつた。 之は前回にも述べたが、名古屋市蒲焼町廣林健三氏の賜である。 廣林氏は昭和八年、自ら中部日本テリア協會を組織したり、或は日本テリアの展覧會を開いて大阪の有名な種牡犬を招待出陳させたり、名古屋方面のテリアの発達に必死となつて努めたものだ。...
View Article日本エアデールテリア協會第十回展覧會
本會第十回展覧會は、去る十月十一日、銀座松屋屋上にて開催されました。 生憎天候定らず、場所に依りては降雨さへありたる為め、出陳出足に躊躇された方あり、出陳頭数の少なかつた事は遺憾でありました。 且つ、チヤンピオン ジユンモア・ボニーボーイ、チヤンピオン ワーランド・マスコツト、チヤンピオン クランフヰールド・チヤームの出陳のなかつた事は、如何にも淋しさを感じた。 然し岩岡氏のチヤンピオン...
View Article犬の怪異
「帝國ノ犬達」は犬の昔話のアレコレを広く浅く取り上げるブログです。 これも面白かろうと思い、犬にまつわる信仰とかオカルトじみた話なんかも対象としています。 しかし、今迄取り上げたのは犬の地震予知 とか帰巣本能とか、不思議な様でそれほど不思議でもない記録ばかり。 そういえば、我が国で犬の怪談はあまり見かけないですね。化け猫の話は有名なのに。...
View Article廃犬ジョニーの運命
日本畜犬史には数多の名犬が記されています。 しかし、現代日本で知られているのは渋谷のハチ公や新潟のタマ公、札幌の郵便犬ポチくらいですか。 手許の史料でその生涯が分るのは、南千住署の名犬ベル公くらい。 他の名犬や忠犬たちは、いつの間にか存在すら忘れ去られてしまいました。 金沢の俳優犬ペッツエの様に、戦地へ出征したまま消息が途絶えた犬もいます。...
View Articleビスマルク(種牡犬)
生年月日 昭和6年 犬種 グレート・デン 性別 牡 「ヒットラー」という名の犬 が居た位だからビスマルクという犬も居ただろう。 そんな風に思っていたらやっぱり居ました。 東京荏原の畜犬商、ワタナベケンネル(渡邊惣太郎氏)の犬。 昭和9年の広告より...
View Articleポス(忠犬)
生年月日 不明 犬種 セッター 性別 不明 保護されたポス。昭和9年 三月の三日の粉雪のちらつく夕暮頃。 大阪市住吉南海電車の踏切を横断しようとした、犬を連れた七十歳余のお婆さんが驀進して来た特急電車に刎ねられて無惨な即死をしました。...
View Article千枝(警察署の犬)
生年月日 昭和5年頃 犬種 ポインター 性別 牝 こちらが千枝ちゃん。西神田署前にて 昭和9年 神田駿河臺平田松堂畫伯の愛犬で、本年四才のポインターですが、西神田署へチヨイ〃来るうち、すつかり警察犬になり済し、食事時以外は晝夜の別なく警官の前衛を気取つて、西神田一帯の保安に盡力してゐるので大評判です。 「立派な警察犬?西神田署の千枝ちやん」より 昭和9年
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