オリエントとオリオン(愛玩犬)
生年月日 昭和8年頃 犬種 セントバーナード 性別 牡牝 明治35年の八甲田山遭難事件救難活動で既にその名が記されているセント・バーナード。 我が国では明治・大正・昭和と飼育が続けらてきたにも拘らず、その頭数は少なかったようです。 画像の様に蕃殖もされていた様ですが、偶に輸入される程度の犬だったのかもしれません。 昭和9年の広告より
View Articleチビ公日記
史料を漁っていて、「チビコー日記」が「チビ公日記」として連載化されたらしいと知ったのは最近のこと。 未だ全容は不明のままです。 「コドモマンガペーヂ」より 昭和10年
View Article四国の畜犬登録数・昭和9年
合計一〇六七四頭 内訳 香川縣 二五九四頭 シエパード五四九頭 愛媛縣 二七八三頭 シエパード五七頭、純日本犬八〇七頭 徳島縣 五九頭(軍用適種犬のみ) 高知縣 五二三八頭(シエパード二七頭、土佐犬三七〇頭) 「四國の畜犬数」より
View Article東京府下の畜犬数:昭和9年
戦前の僅か一時期、東京限定ですが、当時の総合的な畜犬飼育状況に関する貴重な記録です。 意外な結果が現れていて興味深いですねえ。 日中戦争が始まった後も、昭和15年前後までは普通に犬を飼えました。 太平洋戦争へ突入した頃から状況は急速に悪化。昭和18年を境に、愛玩犬などの飼育は激減していきます。...
View Article朝鮮半島の大型犬
朝鮮半島には早期から洋犬や唐犬などが持ち込まれていました。 その辺は200年程前の絵画から判るのですが、これらの洋犬やチベタン・マスティフたちが朝鮮在来犬にどのような影響を与えたかは不明です。 今回取り上げるのは大正時代、朝鮮半島の黄海道にいた大型犬の記録。 珍島犬や豊山犬なのか、それとも他の犬種なのか興味があります。 因みに、今回登場するのも2年くらい前に載せた記事...
View Article大正時代の犬の検疫
我が国では、明治4年から牛疫豫防法による輸入家畜の検疫が始まります。 明治19年には獣類伝染病予防規則が制定され、 入港する外国船の消毒も行われていました。 明治24年の横濱では、消毒を拒否する英独船と日本側の小競り合いが発生。長崎では、英国船に立ち入り検査した日本側の検疫官が暴力を振るわれる事件まで起きています。...
View Article犬の飼い方☆江戸時代編
「帝國ノ犬達」は近代日本の話を対象としておりますが、ネタ切れの時はその限りではございません。 そういう訳で、今回の犬本は近世が対象です。 明治中期以降、犬の飼育マニュアルは数多く出版されてきました。 明治20年代は猟犬訓練、後期には海外の犬本を邦訳したものが現れます。 昭和に入って続々と登場した愛犬雑誌や畜犬団体の会報は、戦後になって更に発展。...
View Articleロイス(種牡犬)
生年月日 昭和6年 犬種 ドーベルマン 性別 牡 御主人が出征してしまったドーベルマン。 民間の在郷軍用犬たちが戦地へ出征する一方で、このようなケースも数多くありました。 昭和9年
View Article玉(ネコ)
生年月日 昭和10年 犬種 ネコです 性別 不明 そろそろ4年目を迎えるこのブログで最もアクセス数が多いのは、上野動物園黒豹脱走事件の記事。 近代日本の畜犬史を調べる身としては、ネコ科動物にトップを奪われるという事態に呆然としております。 というか、皆さんそんなに黒豹が好きなの?もしかして私が世間から取り残されているのでしょうか?...
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