警戒犬用法例
山城鎮に於て軍犬三頭を以て夜間山城鎮飛行場の警戒に使用。能く其任務を全ふせり(昭和10年12月)
目下通輯線建設掩護の爲、優秀犬二頭を老嶺分遣隊(老嶺隧道西口・東口)に配属し、晝間は山上の監視哨と本隊間の連絡に、又夜間は監視哨と共に山上にありて警戒に任せしめつつあり(昭和12年7月)
其他
一、軍犬を現に實用に使役しある状況及其要領(昭和12年7月)
1、夜間警戒の補助(歩哨の巡察、立哨に配置)
2、匪賊訊問(襲撃を命じ強迫訊問す)
3、傳令(本部分遣隊間に使用す)
4、其他の射撃場にて射票の運搬、橋梁守備等に用ふ。
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