畜犬保健栄養剤 ヂヨナール
前回のはタダの牛骨粉でしたが、今回の商品は総合栄養剤。 大正時代のペット業界では、このような栄養剤が普通に販売されていたんですねえ。 このような広告からでも、大正畜犬界の発展振りを知る事ができます。 大正15年の広告より
View Article大正時代の犬用常備薬
大正時代の犬だって病気になります。それに対する家庭用常備薬も売られていました。 犬用の薬は、牛馬用医薬品の一環として生産されていたんですね。 ジステンパー特効薬とやらの効能はどうだったんスかね。効かなかったんだろうなあ。 ここには載っていませんが、驚くべき事にフィラリア駆虫薬も開発されております。 モチロン板垣教授らがフヰラリア研究會を発足するよりも10年以上前、大正時代のお話。 大正15年の広告より
View Articleコッカースパニエルの日本史
スペインの鳥猟犬を源流とする犬ですが、後に愛玩犬として品種改良されました。 美しく愛らしい犬であり、しかし容姿に似合わず食い意地が張っていてアゴの力も意外と強かったりします。もと猟犬のくせにスタミナに乏しく、散歩中に疲れると地面にヒラメの如く張りついて歩くのを拒否したり。 そうやって拗ねたり甘えたり、やたらと人間じみた仕草も魅力のひとつですね。...
View Article札幌軍犬街頭募金 昭和12年
北支事変を前端として時局愈々重大化するを見、支部會員の平常抱懐する軍犬報國の熱情は献金募集の姿となつて現はれた。 支部會員有志は七月以来八月末迄、連夜札幌の繁華街狸小路街頭にメガホンを握つて大衆に呼びかけた。 傍には平生より訓練宜しきを得た愛犬が「國防献金」と書いた箱を咥へて据座し、瞳を輝かせて道行く人に献金を要求して居る様だ。 その姿は可憐であり亦健気であつて通行者の足を留めずには置かない。...
View Articleフク(愛玩犬)
生年月日 不明 犬種 不明 性別 牝 小松浅五郎氏と犬(フクではありません) 私は信州諏訪湖に灌ぐ一番長い川の上流、富士見高原で出生しました。 東には八ヶ獄、北西には日本アルプスの連峰を背負ひ、南に遠く釜無連峰を越えて富士山の絶頂を、雲霞の間に見ると申す様な一寒村に生れました。 五月八拾八夜に種籾を苗代田に播いてから、薄氷が張ると云ふ様な處が私の故郷です。...
View Article猟犬品評会 大正9年
樺山伯爵や農商務省農務局長道家齋氏、帝國猟友會、日本畜犬協會等が賛助となり、東京猟話會の主催で上野の畜産工芸博覧會場内に猟犬の品評會が開催されたのは五月の十五日であつた。 其の規則書も出来発表したのが五月の七日頃で僅か十日足らずの期間に猟犬の出品を募ると云ふのだから當局者の骨折りは並大抵の事ではなかつた。 愈々當日となれば各猟家連は自慢の愛犬を自動車又は腕車に乗せ會場指して集つて来る。...
View Article軍犬購買公告 昭和17年
日中戦争と太平洋戦争で戦線が膨張した昭和17年 四ヶ月分としても、凄い数の軍犬調達がおこなわれていたんですね。 「戦時中は犬を飼えなかった」とか言われていますが、実際は日本全国で大量のシェパードが飼育されていた訳です。 この時期は、それら厖大な数の愛犬家を支えるブリーダーやペット業界や獣医界も健在でした。
View Articleタタ(猟犬)
生年月日 大正11年頃 犬種 コッカースパニエル 性別 牡 大正時代には国内でも蕃殖されていたんですね。 アメリカンとイングリッシュ、それぞれの来日時期はよく分りませんけど。 大正14年
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