ポン(牧羊犬)
生年月日 不明 犬種 ラフコリー性別 牡地域 栃木縣飼主 栃木縣種畜場昭和11年頃、栃木県種畜場で飼われていた牧羊犬。通称ポン公。牧羊業務は勿論、ジャンプ・捜索・木登りまでこなしていたとか。戦前日本で牧羊犬がどのように使われていたか、数少ない資料の中からポオの作業内容について引用します。...
View Articleバックとエルとメリー(兄妹犬)
生年月日 昭和10年生れ犬種 ラフコリー性別 兄妹地域 飼主 バック 牡 堀江鐵五郎氏エル 牡 遠山芳三氏メリー 牝 堀江鐵五郎氏 日本コリー犬協会登録犬。...
View Article帝国軍用犬協会と日本シェパード犬協会の対立・九州編
KVとJSVは、戦時を通して全国各地で激しく対立していました(幹部が両団体を兼務していた朝鮮支部除く)。陸軍をバックにつけたKVの合併強要に対し、JSVは筑波藤麿会長を盾に徹底抗戦。日本犬保存会と日本犬協会のような口喧嘩レベルではなく、軍部や皇族を巻き込んだ本気の潰し合いだったのです。両団体と仲が良かった満洲軍用犬協会も、如何せん距離が遠すぎて仲裁役にはなれませんでした。...
View Articleエス(闘犬)
生年月日 不明犬種 ポインター雑種性別 不明地域 不明飼主 林氏 戦前の闘犬はさまざまな犬種でおこなわれていました。しかしまさか、ポインターまで引っ張り出されていたとは。 ◎チヨー 林氏愛犬◎エス...
View Article犬の展覧会 審査員vs.出陳者 昭和14年
入賞を巡って審査員への袖の下が横行したり、審査結果が不服とばかりに暴力を振るったりと、なかなかの無法ぶりを発揮していた近代日本犬界。更には、下記のような心理戦も展開されていたそうです。 ◆...
View Article日本エアデール界の戦時統制 昭和11年12月
昭和6年の満州事変を機にシェパード界から勃興した軍犬報國運動は、ドーベルマンやエアデール団体にも波及していきました。各畜犬団体を帝国軍用犬協会の傘下に入れるための動きも活発化し、青島シェパードドッグ倶楽部や日本ドーベルマン協會は次々と合併されてしまいます。日本シェパード犬協會や日本エアデールテリア協會は抵抗を続けますが、周囲からの圧力は高まる一方でした。日中開戦半年前の状況をどうぞ。 ◆...
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