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犬小屋の日本史
日本で本格的な犬小屋が登場したのはいつの時代なのか、ハッキリとしていません。縄文遺跡からは住居内や墓域に埋葬された犬骨が出土していますので、寝起きする場所もその周囲だった筈。ヤマト王権の時代になると、「公的な犬」である屯倉の番犬や鷹狩犬たちは飼育係によって大切に飼われるようになりました。しかしそれ以外の「民草の犬」は放し飼い状態で、民家の軒や縁の下、土間などで風雨をしのいでいた様です。...
View Article薩摩犬と甑山犬の歴史
西郷さんとツンと米国盲学生ゴードン氏と盲導犬オルティ(昭和13年) かつての鹿児島地方には、大小2タイプの猟犬と甑島列島の地犬が存在していました。それらは「薩摩犬」と総称されており、西郷隆盛が飼っていたことでも知られています。西郷の愛犬に関する書籍もありますが、どうしても犬ではなく人物の話に偏るきらいがあるんですよね。こっちは西郷さんじゃなくてツンの方に興味があるので、ナカナカ困るワケです。...
View Articleルイス(ケルレル伯爵の愛犬)
生年月日 不明犬種 ジャーマン・ポインター性別 牡地域 ロシア→ 摩天嶺→横浜飼主 フョードル・エドゥアルドヴィッチ・ケルレル中将→黒木為楨陸軍大将→バーレー氏→岩崎春吉氏→入江隆平氏→バーレー氏→伊東祐亨海軍軍令部長...
View Article明治天皇と犬
皇族には久邇宮朝融王や筑波藤麿をはじめとする愛犬家が多く、特に犬を愛したのが大正天皇でした。その父である明治天皇は、鷹狩用の和犬で占められてきた宮内省猟犬舎に洋犬を導入した人物でもあります。 大正時代に撮影された宮内省新宿御苑猟犬舎...
View Article甲信の國境に於る辻嘉六氏一行の獲物なり(大正8年)
大正八年十一月二十三日より三日間の獲物。雉子、兎、鶉等取合五十餘羽とす。前列右、辻嘉六、竹内兵作、後列近藤政太郎、小橋龍太郎の諸氏とす。
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