荒木獣医の愛犬・その3(愛玩犬)
生年月日 不明犬種 テリア性別 不明地域 東京府飼主 荒木芳蔵・警視庁犬の相談所主任 当ブログでもお馴染み、警視庁の荒木獣医が飼っていた愛犬たちのお話し。 ◆...
View Article荒木獣医の愛犬・その4(愛玩犬)
生年月日 不明犬種 エアデールテリア性別 不明地域 東京府飼主 荒木芳蔵・警視庁犬の相談所主任 当ブログでもお馴染み、警視庁の荒木獣医が飼っていた愛犬たちのお話し。 ◆...
View Articleポチの死
そこにあるのはポチのボオルだ尾を振り振り夢中になつて銜へてふざけ散らすお前の姿が見たい!またあのせはしない輕い足取りが何處からか聞えるやうな氣がする階段を昇つたり、降りたりあのいそいそとした足音が聞える...
View Article武漢作戦 石本部隊軍犬班 昭和13年
揚子江岸を快速をもつて西進しつゝある石本部隊には今廿一頭の軍犬が最前線に出て敵情偵察に、或は傳令に血みどろの活躍をして ゐる。記者は武山々麓の軍犬班を訪れ、これらの物いはぬ勇士達の手柄話を聞いた。軍犬手の梶原勝次(佐賀縣藤津郡)、牧尾正夫(宮崎縣都城市)、久賀野哲二(鹿兒島縣日置郡)、大塚清(臺北市榮町)の五氏は、愛犬の頭を撫でながら軍犬の奮戰を次のやうに語つた。...
View Article生田花世と日中戦争と犬・その1
徳島出身ということで土佐犬好きだったり、南樺太旅行で複数タイプのカラフト犬(※現代では単一品種と誤解されていますが、本来は多種多様なサハリン在来犬の総称です)が存在する目撃談を記したり、日本犬界史に少なからぬ貢献をしている作家の生田花世。日中戦争勃発の翌年、彼女が記した犬のお話を。 ◆...
View Article生田花世と日中戦争と犬・その2
新聞を讀み、雑誌を讀み、今度の事變で、犬に關するニユース、記録、文學作品をあつめてゐる私は、はからずも、次のやうな歌を見附けた。 前線に着きたる見れば背に腹に軍用犬は彈丸袋持つ背につけし彈丸袋取ると一兵の寄るとき犬は尾を振りにけり―うれしさの極まるときの愛情に犬は兵士の頬を嘗めたり...
View Article東京市の畜犬数(明治39年度)
畜犬及び獵犬の増加に連れて野犬の數漸次減少に傾き、殊に三十九年の如きは野犬撲殺の數七百に及びたりと云ふ。現今市内に於ける畜犬の數は次の如し。 麹町 飼犬四〇二 獵犬二一 合計四二神田 飼犬四九一 獵犬九 合計五〇〇日本橋 飼犬六八〇 獵犬一六 合計六九六京橋 飼犬七七七 獵犬三六 合計八一三芝 飼犬九八四 獵犬二〇 合計一〇〇四麻布 飼犬五〇八 獵犬二七 合計五三五赤坂 飼犬三四五 獵犬二九...
View Article満州国政府総務庁源田人事処長
總務廳源田人事處長の家を探す時は「犬をたくさん飼つてゐる家」と探せばすぐわかるほど有名な犬ずき。家へ歸つて飛びついてくる愛犬どもの顔を見れば、一日の疲れも忘れて、しばしは人犬一如の樂しい團欒。そこで源田さんの處世訓が「犬を愛する者は神の心を持てる者也」。 『くさめをするペイジ(康徳6年)』より
View Article甲斐犬愛護会および純日本犬山梨保存会の展覧会(昭和13年4月3日同時開催)
戦前の甲府ではさまざまな犬が飼われていました。太宰治の『畜犬談』にも、愛犬ポチ、「赤いムク犬」、「おそろしく大きい赤毛の犬」、「小牛のようなシェパアド」 といった甲府の犬たちが登場しています。その中でも、日本犬保護のため結成されたのが甲斐犬愛護会と純日本犬山梨保存会。それぞれ甲斐犬と日本犬を愛好する団体でした。両者の関係性はよく分かりませんが、山梨県庁の指導下云々などと不穏な表現が散見されます。...
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